林檎
2月に新店舗ができ、移転することになりました。
ロスでPLUIEを始めて、2013年1月1日に法人化し、
2013年アメリカでネットスタート。
2014年日本法人設立。日本国内ネット販売スタート。
2015年神宮前直営店オープン。
2018年移転拡大、、、。
時間はあっという間でしたが、体感時間はそうでもないです。
色々な経験ばかりが初めての経験、状態だったので、
濃密で、自分の人生の中でも一番色濃い5年でした。
仲間、サポートしてくれる方々、スタッフ、喜んで購入していただいている方々のおかげです。
本当にありがとうございます。
私は自分の世界の探求が好きです。2月からも、また仲間が増えます。みんなと共に、
どこまで、どのようなもの生み出せるかを突き詰めていきたいです。
PLUIEはまだまだ入り口のドアが少し開き始めたぐらいの状態ですが、
これからも私たちの生み出す”新しい価値”の提唱というものは目に見えるだけではないので、視覚的、直感的、触覚的に感じてもらえればと思っております。
より上質の発信ができるために
私たちは『style』という勉強会をおこなっており、今回はそれをご紹介したいと思います。
PLUIEでは上質な伝達者への成長のため、スタッフは色々なアーティストやデザイナーの考察やそこから生まれる自分の疑問、仮説、意見を提出してもらい私が返答をします。
成長において、鑑賞時にもつ関心、疑問などの勉強、学びからの意見がとても重要だと思っていて、こういう力をそれぞれつけてほしいという考えで行なっています。
例えば、一つの写真を見ても...
・構図
・被写体との関係
・光
・なぜ、この写真が好きなのか?
・この空気感はどのようにして生まれているのか?
・プリントの質感
......等々。
一つの写真でも色々な疑問が出てくると思います。
色々、学びや疑問は出てきて、それはきっとこうなのかも!という、仮説が立てれる人は感性が磨かれる人である場合が多いです。それは、何気ないことでも重要なことや見逃してしまうようなことにもいつかフォーカスできるようになり、重要性をみつけ、ただ刺激的なものだけに目がいくのではなく、本質的に物事を見ることができたら、それはPLUIEにとっても重要ですし、それぞれの人生においてもきっと役に立ってくれるだろうという想いで行なっています。
実際に行なっているテーマは、
・「マルタンマルジェラ」のレポートと世界観への考察
・映画「talk tot her」のレポートと世界観への考察
・「PLUIE」のレポートと世界観への考察....
他に色々ありますが、このようなものです。
どのようにブランド『マルタン・マルジェラ』は生まれ、今に至るのか。
それをそれぞれが調べて、自分の意見を最終的に述べるのです。それを私が返答します。
これはとても興味深いです。人の内側がよくわかります。見た目は目立っていないスタッフでも、よく興味を持って頭の中で面白い世界を想像したんだなという人もいます。
大事なのは視覚的な魅力をちゃんと紐解いて感じ、落とし込めているのか?ということです。
今、サーベイ、リサーチは簡単です。コピペできます。やった感は出せるでしょう、自分では。でも、視覚的に叩き込んでいない人が多いのが事実です。今はネットで上質の情報が格安で瞬時に得ることができ、昔のマルタンの服も結構見ることができます。でも、やらない人が多いです。それをやっている人だけは自分の色濃いい意見が言えるんです。こういうことは、とても重要で、『視覚的情報を紐解き言語に変換できる力』と『自分の意見をのせて、相手にわかりやすく伝える力』が身につきます。お客さんとブランドを繋げるスタッフはテクノロジーが進んでも機械に入れ替えることのできない裏付けや、知識、意見を生み出す想像力がとても必要だと思います。PLUIEの創造は私の段階で終わっているのではなく、スタッフの『質』にも大きな役割があり、それは私が直接、意見交換の場面を持つことによって、より浸透力の強いものになると思われます。上質な仲間を育てるのは、PLUIEの大きな役割で私のクリエーションの大事な部分であり、また楽しみでもあります。
いつかブログでも一部を公開して、お見せしたいと思います。
それでは。
takahashi
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